【元コミュ障の不登校だった精神科医療従事者が綴る】        不登校/引きこもり復帰からの下克上ブログ

不登校や引きこもりを経験、又は現在進行形の人を、社会復帰では留まらずに「人間的下克上」へ導くブログ 〜君は自由になれる〜

考え過ぎで動けなくなる人が、頭の中を整頓して動けるようになる方法

【考え過ぎで動けなくなる人が、頭の中を整頓して動けるようになる方法】

悩むと言っても、普通の「悩む」じゃない。日々に支障をきたしてしまう程の考え方に助け舟を。

 

こんにちは。こちら不登校復帰屋さんです。

 

本日の記事では

「考え過ぎで動けなくなる人が、頭の中を整頓して動けるようになる方法 」について、解説していこうと思います。

 

不登校や引きこもりといった方に共通することは「考えすぎてしまう性格」というのがあるかと思います。その性格が悪いとは言いませんが、どうしても考えが先立つせいで、体が動かないという状態が往々にあります。しかも、ネガティブ思考の状態になっている際には尚更です。

そんな石橋を叩きすぎて石橋を破壊して前に進めなくなってしまっている」という方の参考になれば幸いです。

 

                    ~目次~

  1. 今回の記事に読んでほしい人
  2. 考えすぎてしまう人の性格
  3. 考えのせいで動けない、動きたくない時の対処法
  4. まとめ

 

1.今回の記事に読んでほしい人

📌 考えすぎてしまう性格で、色々と損してしまっていると感じている方

📌 途中で考えがいっぱいいっぱいになり、考える事や、やることを放り投げてしまう方

📌 悩みすぎてしまう性格をどうにかしたいと感じている方

 

上記に当てはまる方は、是非この記事を参考にしていただきたいと思います。

 

2.考えすぎてしまう人の性格と原因

考えすぎてしまうという人は、言い換えれば

 

「物事を大事に捉えることができる人」

 

と言うことです。

 

しかし、それがすぎてしまうが故に、考えが先に出て動けない、と言う状態に陥ってしまいます。

 

学校や親からこのように言われた事はないでしょうか。

 

「人に迷惑をかけないようにしなさい」

「人のことを思いやって、優しくしよう」

「人と喧嘩しないようにしましょう」

 

考えすぎてしまう「いい人」は、これをしっかり守ってきた人たちかと思います。

こういったルールは学校や社会を生きていく中で確かに大事なことです。

ですが、守りすぎもよくないという事をここでは理解して欲しいのです。

 

考えすぎてしまう人は、周りのことを意識してそれらに全神経を集中して過ごしています。

それを四六時中行っているわけですから、それはもう疲れてしまうことでしょう。その許容範囲が過ぎると、思考放棄、いわゆる充電切れになってしまいます。

 

こういった

 

「周りのことを考えなくちゃいけない」

 

という周りを気遣う優しい心を持ってしまうことが原因に

 

「考えすぎて動けない」

 

と言う状態になってしまいます。

 

こういった人たちが「考えすぎない」ように動けるようになる為にはどうすればいいのか。

それを次項で解説していきたいと思います。

 

 

3.考えのせいで動けない、動きたくない時の対処法

①いい人をやめる

前述した「いい人」言うのは、周りのことを考えて行動する方のことです。

ですが、今回はその「いい人」と言うのを思い切ってやめてしまおうと考えるようにしてみてください。

「いい人」は自分自身のこと以上に、周りのことを考えて動こうと考えます。

ですが、そうではなく自分自身の心や欲求に素直になって自分主体の考え方を意識するように過ごす事を意識していきましょう。

ですが、それが簡単にできれば苦労しないと言う事も事実。

少しづつ慣れていけるように、まずは「意識する」と言うところから始めましょう。

 

②器に合わないものは削ぎ落とす

考えすぎてしまう性格の人の、悩み方として往々にしてあることは

「あの時、もっと〇〇できたんじゃないか」

と言う考えなどがあると思います。

 

ですが、それはまだ「出来ない事」に対して悩んでいたりすることの方が大半だったりします。

できないことに対してもっとできたのではないかと悩んでしまうのは、不毛です。

ですが、その「できない事」は、本当にもっと頑張ればできた事だったのかも知れません。

 

そうじゃないんです。「頑張って出来る事」は、普通に「できない事」でいいんです。

 

自分が無理なく、出来ることから動く事を意識していきましょう。

今の自分に見合った行動と思うものだけをすればいいんです。

 

③運動をする

これは、運動に限らず「その状況から脱する」と言う意味が大きいですが、運動はやはり思考にも大きく影響する行動の一つです。

 

考え方が行き詰まったり、行動できないなと感じたら、ストレッチでもいいので、軽く運動をその場で行ってみるといいでしょう。

大きな動きができない場面では腕を伸ばしたり、屈伸したりと簡単な動きだけでも構いません。

 

身体を動かすと言うことは、それだけで意識が分散して考えが整理されますし、ネガティブな考えや、同じ考えの繰り返し出会ったのを止める効果があったりします。

 

そして、「動けない」と言う状況から「運動する」と言う行動にシフトしてる時点で次の行動に繋げやすくなるので、

考えがまとまらずに動けない状態になっていたら、とりあえずストレッチや運動を始めて体を動かす、と言う意識を持つといいでしょう。

 

 4.まとめ(考えすぎてしまう事を認識しよう)

今回は「考えすぎて動けない、考えたくなくて思考放棄してしまう原因と対処法」について解説させていただきました。

 

考えすぎて動けない、考えたくなくて思考放棄してしまう。

これは果たして「悪いこと」なのでしょうか。

 

三者目線からすれば、

「何も動けない人」

と思われてしまいそうですが、理由はシンプルに

「迷惑をかけたくない」

が故にからの行動が主かと思います。ただ単純に動くのが面倒という可能性もありますが、それに至る原因としても、様々な事を考えるが故にかと思います。

結果的に、動けないことで迷惑に繋がってしまいそうな場面もあるかと思いますが、そのような事を知っているか知らないかでは、第三者の理解の幅は全然違ってきます。

 

このような性格の人は基本「真面目でいい人」です。

 

それなのに動けずに迷惑をかけてしまうと言うのは、本人からしてみれば無限ループでの「苦痛」でしかありません。そういった事が続き、自身の許容量をこえ、引きこもりや不登校などにつながってしまう原因の一つになっているのではないかと私は考えています。

 

どうにか次の行動に移したいと考えているのなら、まずは「自分は考えすぎてしまう性格なんだ」ということを認識することから始めましょう。

そこから対処法に移ればいいんです。

 

この記事を見て、次の行動に動けるきっかけの参考になれば幸いです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。