【元コミュ障の不登校だった精神科医療従事者が綴る】        不登校/引きこもり復帰からの下克上ブログ

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コミュ障を改善するためには「話すな」を意識しなければいけない事はご存知ですか?

【コミュ障を改善するためには「話すな」を意識しなければいけない事はご存知ですか?】

話すことが決して嫌いなわけじゃない。だけど、うまく自分の話を話せない

話を上手にしたければ「聞き手に回る」

 

 

こんにちは。こちら不登校復帰屋さんです。

 

 

本日の記事では

【コミュ障を改善するためには「話すな」を意識しなければいけない事はご存知ですか? について、解説していこうと思います。

 

 

人は集団の中で生きる生き物です。そこでの意思疎通を図る為には「コミュニケーション」というものは必須級のスキルとなります。

ですが、そのコミュニケーションが苦手と感じる人は少なくありません。かつての私もそうでしたし、今でこそ声を大にして得意とも言えるわけではありません。

ですが、そんな中でも友人から「お前がコミュニケーション苦手なんて嘘だろ?」と言わせるほどの状態になった経験を、今回はこの場で記事として共有させていただきたいと思います。

 

 

                    ~目次~

 

  1. 今回の記事に読んでほしい人
  2. そもそもコミュニケーションは何の為に取るのか
  3. コミュニケーションをスムーズにする為のコツ
  4. まとめ(雄弁は銀、沈黙は金)

 

1.今回の記事に読んでほしい人

📌 コミュニケーションを円滑にとって、純粋に対話を楽しめるようになりたい方

📌 相手とのコミュニケーションのとり方がわからない、苦手だ、と感じている方

📌 コミュニケーションを取れはするが、その後うまく続かなかったり盛り上がらなくて悩んでいる方

 

上記に当てはまる方は、是非この記事を参考にしていただきたいと思います。

 

2.そもそもコミュニケーションとは

まず「コミュニケーション」と言われ、皆さんは何を思いつくでしょうか。

 

・友人間での会話

・立場の違う方との業務連絡

・初対面の方との意見交換

 

様々かと思います。

 

辞書では

 

気持ち・意見などを、言葉などを通じて相手に伝えること。通じ合い。」

 

と記載されてます。

 

物事を相手に伝える行動=コミュニケーション

 

なので

 

・言葉を沢山知っている

・口がよく回る人

 

という方が、コミュニケーション上手と同義ではない事をまず理解していただきたいです。

 

では、伝えたいことが伝えられれば「コミュニケーション上手」と言えるのでしょうか。

皆様が悩んでいるのは、そういう訳では無いかと思います。

 

ここでのコミュニケーション上手というのは、

双方が平等に意見を言えて、楽しく過ごせる状態を指すかと思います。

 

コミュニケーションというのは、人と人とがわかり合うための手段です。

言葉でなくても、動作や行動を共にするといったものでも、一種のコミュニケーションと言えるでしょう。

コミュニケーション無くして、相互理解の道は無いかと思います。

 

そういった気持ちが強くて、上手にコミュニケーションを図りたいと思っていても、いざそういった行動を起こそうとすると、動けなくなってしまう楽しめないで気まづい状態になってしまう、という事で悩んでしまう方は多いかと思います。

 

次の項で、そういった事で悩んでいる方々に、コミュニケーションでのコツというものを解説させていただければと思います。

 

3,コミュニケーションをスムーズにする為のコツ

さまざまな書籍や、講師の方がよく言う「話し方」というのが存在するかと思います。

 

ですが、私がここであえて述べさせていただくのは、自身の過去の経験をもとにした「コミュ障」と自称されているような方に向けた「超初歩的なコミュニケーションのコツ」という目線から解説させていただきたいと思います。

 

この技術は、コミュニケーションの面で全体的にも共通する部分があるかと思いますので、自分はコミュ障では無いと思っている方でも、参考程度に最後まで読んでいただければ幸いです。

 

コミュニケーションのコツとして多くの技術や心構えというのは存在するかと思うのですが、

私からは「3つ」

 

これさえ意識して押さえていれば、コミュニケーションを円滑に進めれる、と考えているものを3ステップ形式でこの場で解説させていただきたいと思います。

 

①話題を無理に探そうとしなくていい

 

 

その為にまず考えることが「何を話題にして話そう」というのが出てくるのではないでしょうか。

 

ここでお伝えしたいのは「無理に話題を作らなくていい」ということです。

 

それだと尚のこと話ができないのではないか、と思われるかと思いますが、要は話題の出どころを自分から捻り出さなくていい、ということです。

 

話題は「相手の共感をできそうなポイント」から探します。

 

話題に悩んだらまずは「共感」

 

それも真剣にという訳ではなく「取り止めもないこと」「何となく」といった形です。

具体的ではなく「一般的な状態からの変化に共感する」と言うのがコツです。

 

分かりにくいと思うので、例を挙げるなら

 

「夏休みの宿題が大変だった」

と言う出来事に対して

「大変だったよね、自分も君と同じように苦しんだ」

「大変だった」といった普段と違う出来事に対して興味を持って共感すると言った流れです。

 

コミュニケーションは意志の疎通、相互理解を目的とすると最初に述べさせていただきました。その為にはまず警戒心を与えないことが必要となります。

 

それに一番最短で警戒心を出させずに歩み寄れるのが「共感」という行為なのです。

これは医療従事の方が患者様とのカウンセリングの際でも使われる一般的な技法です。

 

ここまで言ってイメージが湧きにくいと思うのでどんなものに対して共感を意識すればいいのか例をいくつかあげていきましょう。

 

・相手が喜んでいた出来事や好きな〇〇⇨「それはすごい、〇〇っていいね」

・相手が大変だった、辛かったと感じた感情⇨「それは辛い、自分も大変だったと思う」

・自分の知らない出来事に対して興味を持つ⇨「あれって〇〇そうだけど実際どんななの?」

 

内容によって文脈は勿論変わるかと思いますが、基本は共感と自分の意見を少し織り交ぜる、といった形がベースになってくるかと思います。

 

まずは共感。

 

それらを意識して、次のステップへと参りましょう。

 

②自分は聴く側に回るようにする

 

次に話をする上でのコツなのですが、自分から多くを話さないように意識してみてください。

割合としては相手8割、自分が2割といった感じです。

話をする上で、何かしらの話題で始まったと想定します。その中で自分は、相手にボールのパスを回すような立ち位置をイメージしてください。

 

自分の意見を小出しにしつつ、貴方はどう思う?といったような流れです。

これも、自分もしっかりと意見を出してから、話を促すというのがコツです。

しっかりと言っても、簡単に「共感」を範疇とした感想程度でいいのです。

 

人は自分の事を理解してくれるという人には話を聞いてもらいたいという気持ちが働きます

なので、そういった事を理解した上で、相手の話に自分が感じた意見を言いつつも、相手に対して意見を促し、頷く、という流れを作れれば、良いコミュニケーションとなるはずです。

この時自分自身も楽しく話せると、もうそのコミュニケーションは大成功と言って過言ではないでしょう。

 

③話のオチは考えない

 

話を終える時にはどのように締めていいのかわからないという状況にもなったりする場面に心当たりはないでしょうか。

 

終わりよければすべてよしという言葉があるように、終わりが閉まらなければ全てダメになってしまうのではないか。と不安を感じたりする事も、覚えがないでしょうか。

 

ですが、重要な話し合いや会議でなければ、コミュニケーションに限って、別に締まりがグダグダであったとしても良いのです。

重要なのはその時に楽しかったかどうか、なので

 

「あ、もう時間だから行かなきゃ」

 

と切り上げて、その場を去ったとしても双方が「楽しかったなぁ」という余韻さえ残せればそれでいいのです。

 

なので、コミュニケーションの中でオチや結論を必死に考えて終わらそうとせず自然と会話を切るという事をしてもいいのです。

 

コミュニケーションでの最も大事なのは中身ではなく、意志の疎通です。

話の内容を無理に面白おかしくする必要はないのです。

 

 

4.まとめ(コミュニケーションは相互理解)

 

今回は「コミュニケーションを取るときのコツ」というのを解説させていただきました。

コミュニケーションと言っても、形は様々であり簡単とは言えないものです。

ですが、人との繋がりを求める際には避けては通れないスキルであるのは確かです。

 

ですが、そんなに重く感じる必要は全くないということを私は考えています。

確かに話しかける技術や、その時のマインドは、円滑に進めたり楽しむ為には必要ですが、本当に楽しい時というのは、そのようなことは考えずに自然と周囲の人と関わっていけてると思います。

話がうまくできない、自分はコミュ障だ、話下手だ、などと考えてしまう際に、どうしてそのように考えてしまうのかというのは、こちら側から一方的に話さなければいけないと考えているからだと思います。

 

解説でも述べましたが、基本的には聞き役に回って、自分のことは話したいという衝動が出た時にだけ、話せばいいのです。

 

コミュニケーションは相手がいて、初めて成立します。それなのに自分だけ話さなければいけない、ということは無いのです。

 

この記事を読んで、少しでもコミュニケーションに対しての苦手意識が軽減することがあれば幸いです。また別記事で、このコミュニケーションの話は深掘りしていこうと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。