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物事を深く考え過ぎて動けなくなってしまう事は「人生の最強武器」になる事を知っていますか?

【物事を深く考え過ぎて動けなくなってしまう事は「人生の最強武器」になる事を知っていますか?】

言葉を深読みしてしまう癖。それは相手のことをしっかりと考えようとする姿勢の表れ

 

こんにちは。こちら不登校復帰屋さんです。

 

 

本日の記事では

「物事を深く考え過ぎて動けなくなってしまう事は「人生の最強武器」になる事を知っていますか? 」について、解説していこうと思います。

 

 

相手側の何気ない発言が、自分にとっては夜眠る時も考えてしまうほどに悩んでしまう。実際相手は何とも思っていなかったとしても、こっちの解釈で勝手に落ち込んでしまっていた。

そんな経験はないでしょうか。それとも無自覚的にそう感じてしまってる場合もあるかもしれませんね。今回は、そんな「深く考え込んで悩んでしまう」という状態とどのように付き合っていくか、その対処法を解説させていただこうかと思います。

 

                    ~目次~

  1. 今回の記事に読んでほしい人
  2. 物事を深く考え込んでしまうのは何故か
  3. 「捉え方」を変えれば長所になる
  4. まとめ(実際に起きる不安はほとんど実現しない)

 

1.今回の記事に読んでほしい人

 

📌 相手が何を思っての行動や言動をしたのかと不安に感じて思い悩んでしまう方

📌 自分自身に対して投げかけられた言葉をいろんな意味で解釈してしまい、悩んでしまう方

📌 深く考えすぎてしまう自分が嫌だけど、どうすれば良いのかわからず途方に暮れている方

 

上記に当てはまる方は、是非この記事を参考にしていただきたいと思います。

 

2.物事を深く考え込んでしまうのは何故か

深く考えたくないのに、気づくと自分の世界に入り込んで、しばらくその事について考え込んでしまう。こういった「無意識のうちに」という状態で癖になってしまっている方が悩みとして多い思います。

そういうふうに悩んでしまうの原因は何なのかというのを、今回は解説していこうかと思います。

 

①周りの目を気にしてしまう性格

 

周囲の視線というのは気にしてしまうと、中々行動に移せなくなるものです。

周りのことを考えながら、自分の行動を決めなければいけないので、複数の事を意識しながら物事を考えて行動せざるを得ません

 

なので、あまり周囲の事を意識せずに行動を起こせるようになると、自然と負担が減り、深く悩んだり考えたりする事がなくなっていきます。

 

ですがそう簡単に克服することができないのも確かなので、少しづつ意識するところから始めるといいですね。

 

周囲の視線を気にせずに行動をすることに関しましては、詳細は別記事にてまとめていますので、そちらを参考にしていただければと思います。

 

②依存している可能性

 

物事を深く考えすぎてしまうという原因として、考え方に依存しているというものが挙げられます。

 

人は一定の考え方に固執してしまいがちです。それは自分が経験してきたことや、蓄積されてきた情報を元に行ってしまうので、それらをすぐに考え方を変えていくというのは難しいことです。

なので、考え方に依存しているかもしれないという一定のパターンにまずは気づくところからが、対処法の始まりとなります。

 

自分はどんな時に深く考え込んでしまうのか、どんな事を言われたら考え込んで行動できなくなってしまうのか。それに気づくところからまずは始めましょう

 

そして、その考え方のパターンに自分で気づいたら、その思考に陥る前に「切り替え」を意識しましょう。方法としては

 

・思考を無理やり止め、無心で次の行動に移す

・身体を無理矢理、動かせる

・その思考パターンに気づいたら行う「儀式」のようなものを決めておく

 

※ 最後の「儀式」については、例えば「手の拳を強く握りしめてみる」「目を閉じて深呼吸する」といった簡単な行動パターンです。

これは自分自身を落ち着かせる「ルーティン」のようなものですね。

プロのスポーツ選手が大事な局面で行うものと同じです。

例 ラグビー選手の五郎丸選手が行う忍者ポーズ

  イチローがバッターボックスに立つ時のバットを縦に構えるポーズ

 

こう言った方法を使って「自分は深く考え過ぎているな」と気づいたら、対処してみるようにしましょう。

 

③相手を思う心を備えているから

 

深く考え込んでしまうというのは、気遣いから生まれることでもあります。

言葉を一つ言うに関しても、何も考えずに発言するのとは、相手への配慮の意識が全然違います。

なので、深く考え込むと言うことも、考え方一つで、長所にもなり短所にもなるということを理解しておいてほしいです。

 

ここで悩んでしまう事は、ネガティブな内容であったり、自分を責めると言った内容で悩まれていることが多いと思います。

ですが、その考え方の捉え方を変え、できるだけ前向きに捉えれるように、意識してみてください。

 

私は相手の事を大事に思っているからこそ考え込んでしまっている。

 

この前向きな意識をするだけで、考え込んでしまって悩む姿勢も、かなり精神的に楽になります。

 

3.「捉え方」を変えれば長所になる

「考え込む」というのは言い換えれば「慎重になる」と言い換えることができます。

この項では、考え込んでしまう状態を、長所足りうる技術だということを解説させていただきたいと思います。

 

①相手の気持ちを汲み取ることができる人

 

物事を深く考える、と言うのは実際に行おうとして意外と簡単なことではありません。

ですが、そのような難しいことを習慣的に行ってしまうというのは一種の才能のようなものです。

あとは、考える方向性を変えて、役に立つような物事に変換すればいいだけで、問題なのはその内容が自身の負担になってしまっていると言う事です。

 

そういった考え方を克服し、極めていった人たちが「カウンセラー」「セラピスト」などの自身の経験を活かした人の心を癒す関係の医療職になっていくのです。

※そういった職を目指すことを促しているのではなく傾向が強いといった話です。

 

医療関係以外にも、このような才能を持って極めて言った方々は「研究者」「作家」「作曲家」など、深く人の心を考え、思考することで成り立つ職業に就くことになるのです。

 

考え込んで悩みすぎて行動に移せないというのも、次の行動に移すための思考する時間と捉えられるようになれば、考えた時間が多いほど、報われる結果は大きいかと思います。

 

 

②あらゆる方向性の可能性を考えることができ、対処に強い人になれる

 

先ほど考え込む人は「慎重な人」というふうな表現を使わせていただきました。

考え込む内容によって様々な解釈にはなると思うのですが、多くのことを考えるというのは、あらゆるパターンの不安面を想定しているという状態ではないでしょうか。

 

行動に移せないのも「〇〇が起きたらどうしよう」と言ったものが考えとして先に出てしまってるが故にだと思います。

しかし、それらの不安材料に対して一緒に解決策も見出せるようになれば、その考え方ができる事は貴方の「武器」です。

 

戦国時代で名を挙げた武将もただ単に力が強くて名をあげたのではなく、智略を練る際にありとあらゆる面を想定して考えたからこそ、戦果を残せたのです。

 

現代に置いても、私が携わっている医療現場で「〇〇が起きるかもしれない」と言う「事故」を想定して行動しています。万が一が起こっても冷静に対処する為です。

 

このような考え方の技術も、数年かけて実習や研修を受けて習得するものなのですが、この記事を読んで悩んでいる「深く考えてしまう」と言う方々はその技術の一端を習得しているという事になります。なので、後は正しい考え方を扱う意識をするだけで、普通の人と比べ、一段階上の考え方ができる人に成長していると言う事になります。

 

不安に感じたりする内容を、今後の自分の為になれるような考え方に変換できるようにしていきましょう。

 

4.まとめ(実際に起きる不安はほとんど実現しない)

考え込んでしまうと言った根幹は「不安だから」というのが前提に立っていると思います。

何も考えずに行動をするというのは、不安を感じないから行えると言っても過言ではありません。

これは、良い結果を生む時もあれば、取り返しのつかない事態にもなる場合もあるので、どっちが良いという答えはないと思います。

 

一番行動を起こす上で良いのはリスク面も考えた上で、行動に移すというのが理想となります。

そこで壁になるのが「不安」だと思うのですが、この「不安」というものに関して、あまり考えずに過ごしても良いですよ、と言った事を次のデータを参考に知って頂きたいと思います。

 

ミシガン大学で心配事や不安に関して研究結果によると

 

「心配事の80%は実際に起こらない」

 

という研究結果が出ています。

 

しかも、

残りの20%のうち、16%はあらかじめ準備しておけば対処できるもの

 

という結果だったそうです。

 

なので、深く考えるとしても、考えなければいけない不安は

 

4%の対処する部分、残りの80%はそもそも考える必要もない

 

という事です。

 

物事に対して深く考えるときは、自分にとって本当に大事な部分だけを見極めれるように、過ごすことにしていきましょう。

 

その為には自分にとって大事なものは何か、不必要なものは何かと言うことを、知る事から始めていきましょう。

 

この記事を読んで、少しでも深く考え込んでしまって悩んでいた自分を、改善できるきっかけになれば幸いです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。